2005-07-05

オーナーの性格のためいろんな人の交わりの場となっている
“騒がしいけど乾いてる場所”コンビニを中心とした物語。

数編のストーリーに出てくる登場人物の誰もがちょっと哀しさを
背負ったような人ばかり。
それをコンビニオーナーのあたたかい人柄が包み込んで、
せつなくも、前向きな気持ちにさせてくれる。

本の雑誌が選ぶ2002年上半期ベスト1作品だったのもうなずける!!

「コンビニ・ララバイ」
池永 陽
集英社文庫
★★★★★(5点満点)

2005-06-16

白石一文の作品も今までに何冊か読んでいる(はず)。
タイトルがなんかいい感じだったので選んでみた。

前に読んだ「ダイスをころがせ!」とはまったく異なる政治の世界。
ただ、政治の奥深い部分を書き込んでいる部分がちょっと
読みづらいような気もする。

事件を起こし、精神的な傷を負った主人公が再生していく様を
再生していくに連れ、事件の内容を明らかにしていくという
書き方は少し面白かった。

政治に関する描写が細かいだけに、主人公の心の描写ももうちょっと
深く表現して欲しかったかも。
でも最後はちょっとだけ感動してみたり。(←子供ネタに弱い)

「すぐそばの彼方」
白石 一文
角川文庫
★★★☆☆(3点)

2005-05-27

何のかかわりもない5人(だったかな?)がだんだんつながっていくという
ストーリ展開はわりとよくあるパターン。
でもそのつながり方がうまい。
まさにだまし絵の世界。
何度も戻って時系列を確認したい気もするけど、大変そうだからやめ(笑)。

「ラッシュライフ」
伊坂 幸太郎
新潮社
★★★★☆(4点)

2005-05-20

「風紋」のその後を描く物語ということを読み終わってから知った(-_-;)
でも、いきなり「晩鐘」から読んでも特に問題はないように感じた。

はっきりいって暗い。。
殺人事件の関係者であるという背景があるにしても、どの登場人物にも
共感できないような雰囲気があり、人間の嫌な部分をいろんな登場人物に
当てはめたかのようで、ちょっとつらい気分になる。

でも読むのをやめようとは思わないのは乃南アサならではか。
「風紋」読むのどうしよっかな。。。

「晩鐘」
乃南 アサ
双葉文庫
★★★☆☆(3点)

2005-05-10

ここ最近、真保裕一今ひとつっぽいのが多かったけど、
今回は久々に最初の頃のテンポのいいストーリー展開だった。

相変わらずひとつのトピック(今回は選挙)を掘り下げて
緻密な取材してるんやろうなーと思わせる。

自分自身、選挙は最初の頃は欠かさず行っていたのに
ここ数年は行っていなかったので、あらためてちゃんと投票しないと
思わせる内容だった。

この本をみんなが読んだらきっと投票率が10%くらいあがるんちゃうかなあ。
無所属の人ばっかり当選しそうやけど。。

「ダイスをころがせ!」(上・下)
真保 裕一
講談社文庫
★★★★☆(4点)

2005-04-28

ゴッホは人気が高いと同時に謎も多い画家だ。
なのでこういったミステリーには使いやすいとは思うけど、
それにしてもなかなか上手いストーリーに仕立ててるなあと感心した。
自分でももうちょっとゴッホのことを知りたいなと思わせるほど。

あー、ダヴィンチ・コードも読みたいなあ。
早く文庫化してくれんかね。
それにしても最近結構面白い本によく当たってる気がする。
それとも単に採点甘い??

「ゴッホ殺人事件」(上・下)
高橋 克彦
講談社文庫
★★★★★(5点満点!)

2005-04-08

久々に本の感想。
しばらく読みたいなと思う本がなかったので、買ってなかったけど、
これは後ろのあらすじを読んだら面白そうだったので。

結論から言うと、かなり面白かった!!
まあ昨夏に父を亡くし、ゆうくんが生まれたという自分の立場も
かなり影響アリと言ってしまえばそれまでやけど、
父親ならぜひぜひ読んで欲しい1冊かも!

作者や解説の人もちょっと書いてたけど、女性ウケはあんまり
なんかな~。
女性でもそんなに悪くないかなと思うねんけど。。

「流星ワゴン」
重松 清
講談社文庫
★★★★★(5点満点)

2005-03-08

別に大河ドラマを見ているわけではないんやけど、
ちょっと歴史ものが読みたい気分だったので。

義経のストーリーというのは歴史でもやったりするから
ある程度のことは誰でも知っていると思う。
読んでいても、あー、こんな人物おったおったとか
思えるし。

この本では当時の習慣や、地方による風習の違い、
登場人物の性格などについて、ていねいに書かれていて、
話のつながりをより深く感じれる気がした。

ちょっと大河ドラマも見てみたくなったりして。

義経(上・下)
司馬 遼太郎
文藝春秋
★★★★☆(4点)

2005-02-11

ひさびさに東野圭吾でまだ読んでない本なかったかなーと
探したのが「放課後」。

東野圭吾は読みやすさもあって、ほとんど読んでいると
思うけど、どれが読んだものなのかちょっと忘れてて
思わずすでに読んだやつを買いそうでちょっとこわい。。

で「放課後」。実はこれがデビュー作だったらしい。
解説読むまで知らなかった。
感想としては、トリックの緻密さといい、人物設定といい
いかにも東野圭吾らしい。
もっともこれがデビュー作やから、「東野圭吾らしい」という
感想はおかしいけどね。。。

東野圭吾はある程度気楽に面白く読めると思うので、
まあ順当かな。

「放課後」
東野 圭吾
★★★☆☆(3点)