2010-02-08



「隠蔽捜査」の不祥事で所轄へ左遷された竜崎を主人公にした続編。
相変わらずの理想主義・合理主義な彼ですが、
やはり前回の本よりは抵抗なくすんなりと読める気がしました。

合理的な考え方をよくする自分としてはかなり共感できるので、
気持ちよく読むことができました。
でも現実的にはここまで周りが受け入れてくれて、
こんなにすべてがいい方向には進みにくいでしょうけど。

ほとんどの場面において自分の考えを貫く竜崎ですが、
自分が認める部分はすんなりと受け入れる懐の深さは
見習いたいところだなーと思います。


「果断 隠蔽捜査2」
今野 敏
新潮文庫
★★★★☆(4点)

2010-02-01




無性に無性にジョジョが読みたくなったので、買ってしまいました。
ちょっとしたオトナ買い。全冊一気に買ってないですけど。

昔にある程度は読んでいたのですが、そんなにちゃんと覚えていなかったので、
あらためてかなり楽しめました。
ところどころそれは無理がないか!?と思う部分もありますが、
そんなことはお構いなしに存分に楽しめました!


「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」
荒木 飛呂彦
集英社文庫
★★★★★(5点満点)

2010-01-22


単行本を借りることができたので、連続で辻村深月になりました。
ちょっとこれまでの辻村深月っぽくない感じと思いながら読んだのですが、
良くも悪くも人物描写の深さはやっぱりらしさのように思いました。
ただし、今回はかなりねちねちしたというか、あまり良くない感情にスポットが
強く当たっていたような気がします。

「同窓会」というのを“過去のしがらみ”の象徴として描き、
それぞれが自分の進む道をしっかり見据えて進んでいこう!というメッセージ性が
あらわれていたのではないかと思いました。
人によってはあいまいに消えてしまった感もありましたが。。

聡子が最後にキョウコと仲良くしている描写がさらっと出てきたところに、
かなわない夢を恥ずかしく思って隠すのではなく、
自分がきちんと頑張っているならば必ず認めてくれる人がいて、
さらに一歩先に進んでいけるんだろうなと感じました。


「太陽の座る場所」
辻村 深月
文藝春秋
★★★★☆(4点)

2010-01-19



ひさびさの辻村深月本。今回も期待を裏切らない内容でいい本でした。
やっぱり人物描写がうまく、その心理の深さ、いろんなところに共感できました。

これまで呼んだ作品の中では一番あたたかい気持ちで読むことができたように思います。
切なさ、痛々しさはやや控えめな感じだったからかな。

個人的には正義のまっすぐさとそれが周りにすっと受け入れられるところ、
成功のために手段を選ばない黒木のしたたかさ、(でもコウちゃんを本当に信頼している)
全然相反するところですが、この2つが羨ましかったです。

あと装訂のタイトルの字体、イラストもかなり好きでした。
こういう本はずっと大事に持っていたいなと思います。


「スロウハイツの神様 (上・下)」
辻村 深月
講談社文庫
★★★★★(5点満点)

2010-01-14


第5回『このミス』大賞ということで買ったのですが、やや期待しすぎてしまったかな?という印象です。

本というよりもドラマ・映画などの映像を意識した書き口だなと感じました。
軽いタッチもわりと好きですし、意外にも重い真相が出てきたりと、
それなりに楽しめた部分はあったのですが、
設定が面白そうだっただけに、もうちょっとストーリーや人物に深さがあると
よかったような気がします。


「ブレイクスルー・トライアル」
伊園 旬
宝島社文庫
★★★☆☆(3点)

2010-01-08



東野圭吾の昔の作品はどれを読んだか定かでなくなってきているので、
この本もそういう意味でドキドキだったのですが、幸い読んだことはありませんでした。

昔の東野圭吾らしいミステリー展開で、読ませる雰囲気はあるのですが、
自分にしては珍しく少し先が読めてしまったことと、
動機づけなどの部分でちょっと・・・という部分があったので、
最後でちょっと残念でした。


「ブルータスの心臓―完全犯罪殺人リレー」
東野 圭吾
光文社文庫
★★★☆☆(3点)

2010-01-05


帯にあったような衝撃のラストでは全然なかったのですが、、、
それでもどういった結末が待っているのか気になって一気に読むことはできました。

ラストのほうでは、人間関係の部分で??と一瞬なってしまったり、
心理的な部分がどうも読み取れなかったのか、なぜそういう行動になるの?という部分があったり、
結局のところ、どうなったのか・・・という部分が気になって不完全燃焼な感じは多々ある感じです。


「転落」
永嶋 恵美
講談社文庫
★★★☆☆(3点)

2009-12-28

 
『このミス』大賞優秀賞受賞作とのことで、選挙モノの話も結構好きなので、
期待して読んだのですが、なんだかノッテいけないというか、
読みながらどうも気持ちに違和感を覚えるような本でした。
女性の登場人物が圧倒的に多いために感情移入しづらい部分もあったとは思うのですが。。

一番気になったのは、いろんな要素を盛り込みすぎていて、
しかもそれが一本の線としてつながるのでもないバラバラ感かなと思いました。
解説には、伏線になるのかと思っていたら、それとはまた違う展開が次々と・・・みたいな
表現でいいように書かれていましたが、自分的にはそれが違和感だったようです。


「当確への布石」
高山 聖史
宝島社文庫
★★☆☆☆(2点)

2009-12-14



東野圭吾は好きな作家なのですが、最近多い社会派系の話はあまり好きになれなくて
この本も買うのをずっと保留にしていました。

いつも通り読み出したら止まらずに一気に読み終えてしまったのですが、
予想通りにあまり好きではありませんでした。

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2009-12-11



4つのストーリがある中編小説とのことですが、
1編1編が思っていた以上に楽しめたような気がします。

どのストーリーも伊坂らしい登場人物で(おなじみの人も)
会話のやり取りを読んでいたら思わず噴き出してしまいそういなる
ユーモア感もたっぷりです。

4編の中ではやっぱり「フィッシュストーリー」が楽しめました。


「フィッシュストーリー」
伊坂 幸太郎
新潮文庫
★★★★☆(4点)