
死者とたった一度だけ文字通り会う機会をつくってくれる使者、それが「ツナグ」。
この設定を見たとき、まっさきに浮かんだのが伊坂幸太郎っぽい!でした。
舞台設定としては伊坂幸太郎っぽい気がしましたが、
内容はやはり辻村深月。
特に「親友の心得」はまさに辻村深月ワールドで、さらに「使者の心得」で
ちょっとつらすぎる(コワすぎる)感じでした。
個人的には「待ち人の心得」が素直に感動できて良かったです。
あとはそれぞれ短編になっているものが、最後の「使者の心得」で
なぞっていく仕立てもなかなかいいなと思いました。

前に雑誌のBRUTUSで本屋特集を買い、そのときに「子どものころは本屋かパン屋になりたかったなあ」と
いうのをふと思ったところに、パン屋の小説があったので、思わず買ってしまいました。
しかも真夜中に開くパン屋という設定が何とも興味をそそります。
パン屋のオーナー暮林のおっとり感と、口の悪いが腕はすごいパン職人の弘基、
居候としてあらわれる希実、それぞれがとてもいい味を出していて、
ちょっと短編小説のように、物語が少しずつ絡み合いながら進んでいくのも
なかなか楽しかったです。
以前に読んだ「コンビニ・ララバイ」とちょっとだけ近いイメージがありました。
暮林と弘基がなぜ一緒にパン屋をしているのか、というのも意外な話でしたし、
最後のちょっと泣ける雰囲気も、かなり良かったです!
とりあえずおいしい焼き立てパンが食べたくなりました(笑)

子どものころになりたかったのが、本屋&パン屋。
もちろん単純に昔から本とパンが好きだったという安直な理由なわけですが、
当時はまだ街の本屋さんって結構たくさんあって、レジで本読みながら過ごす店長とかがいたのです。
「好きな本を一日中読みながら過ごせるなんてなんて楽でいい仕事!」
(子どものころからそんな気楽さを求めるなんてなんてやる気のない子ども!)
実際は本屋もパン屋もそれを現実的な夢とすることもなく、
普通に働いてしまってるわけですが、今思ってもやれるならやりたいなーと憧れます。
そんな憧れの本屋さんがてんこ盛りの今回のBRUTUS。
今はある特定ジャンルに強かったり、オシャレ系カルチャー本を扱うとか、
個性的な本屋さんがほんと多くなりました。
自分にとっても本屋は1日いても飽きない場所なので、
今後もそんな楽しい本屋さんができたらいいなーと思っています。

伊坂幸太郎は好きでほとんど読んでいるのに、なぜかこの本だけ忘れていて
こないだ目につくところにあったので、再び忘れないうちに購入しました。
小説は、その小説の舞台設定や世界観だけで成功する例が結構あると思うのですが、
この本もある意味そんな気がしました。(伊坂幸太郎はそういうのが多いですけど)
クールで、でも意外と人間世界の知識を知らず、ミュージックをこよなく愛する死神。
ある意味会社のように死神は何人もいて、上層部から指示を受けた人間に対して
調査の上で死ぬかどうかを判定するというのもちょっと不思議です。
しかも主人公となる死神は、人間世界に行くと必ず雨が降って、
晴れ間を見たこともない、という設定は雨男な自分には変に共感できたりします(笑)
短編なのですが、伊坂らしく微妙に登場人物がつながっている感じや、
思いのほか年月がたっていたりするのも味な感じで良かったです。
(最後にちょっとネタバレありです)
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仕事への情熱、仕事仲間の絆みたいなのが、なんか心に沁みそうだなーということで購入。
萩原浩ほどにユーモアを散りばめてはいないのですが、
明るいテンポの会話、文体はかなり読みやすい雰囲気でした。
主人公の凪海はもちろん、大滝、黒川、そして醐宮と、それぞれが超個性的キャラで、
それでいて互いがいい信頼関係を築いているのがたまらなくいいなーと思いました。
その信頼に至るまでに、才能に対する嫉妬心、コンプレックス、
仕事に対する葛藤など、そういうのが描かれているのも深みがあってよかったです。
こういう仲間と仕事ができたら本当にいいだろうなーと
たまらなくうらやましくなりました。
文庫には最後に書き下ろしの短編「凸凹ホリデー」というのがあり、
凸凹デイズの何年後かの話だったと思うのですが、こちらは広告代理店の磐井田が主人公。
こっちのストーリーもちょっと切ない感じもありつつ、かなり気に入りました。
同い年だし、、こっちの方が現実感?と思いながら。。
これは他の人にも読んで欲しい!と思ってあげてしまったので、
写真はiPhoneにて。iPhone 3Gマクロないのがツライ。。

本当は新書系を読む順番を飛ばしてしまっているのですが、
辻村深月が出たからにはしょうがありません。
なんとまたまたタイムスリップです!!流行ってるんでしょうか。。
知らない間にわずか3ヶ月前に戻ってしまった主人公は、
クラスメイトが自殺したという未来の記憶を持っているのですが、それが誰だったのか思い出せない・・・
あれ、なんだかこれって聞いたことがあるような、、
そう、辻村深月のデビュー作「冷たい校舎の時はとまる」と設定がソックリ!
なので最初の頃の少し背筋ゾクゾク系を思わず期待しましたが、やはりそっちではなかったようです。
以下ネタバレあり!

以前に読んだ、「時間力」、「解決力」についで今回は「発見力」です。
本屋でちょっと立ち読みはしていたのですが、最初のつかみが抜群です。
セブンイレブンのロゴが“7ELEVEn”とnが小文字になっていること、ローソンのマークなど、
何度も目にしているはずなのに、意識していないとまったくわかっていないという話。
ここでぐっと引きつけられたように思います。
著者の体験などを通じた具体例も説明されていますが、
大切なことは「はじめに」で述べられている、
「関心を持てば、ものは見えます。」
「仮説を立てれば、ものは完全に見えます。」
がほとんどといってもいいかもしれません。
もちろんビジネスの場で考えて、仮設の検証、分解して考えるといったことも重要ですが、
やはり「関心を持つ」という部分をもっともっと広げていきたいなと思いました。

会社のKさんがまだ読んでもいないにも関わらず貸してくれました。
こういうタイトルの新書を見ると、タイトルのつけ方がまずうまいなーと思うのですが、
実際にマグロ船に乗ったときの話がずっと続くので、
ある意味ではそのものすばりなタイトルといえるかもしれません。
参考文献にビジネス書が入っているあたりを見ると、
マグロ漁船での体験を後々から思い返して関連付けている部分もあると思いますが、
それでも過酷なマグロ漁船が素晴らしい教訓に満ちた世界に感じられます。
そしてやはり親方、船長をはじめ、漁師さんが魅力的です。
ごく自然な振る舞いの中に大事なことはたくさんあるんだなーと気付かせてくれる、
そんな1冊ではないかと思います。

友人から借りたオススメの1冊。
800冊!の中から選んでくれただけあってさすがに濃い1冊でした!
アイデアに関する本や、それが主体でなくてもアイデア・発想力について
述べられている部分のある本は多数ありますし、
当然のことながら共通して書かれていることも多いのですが、
とても読み手に伝わりやすい本ではないかなと思いました。
アイデアを出すための心構え、ヒント、シンプルに語られる言葉も、
また例として出てくるエピソードも、なるほど!と唸らされるものが多く、
何度も読み返す価値のある1冊だなと感じました。
印象に残ったフレーズ、エピソードを書き留めておきます。
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