2015-05-22

夜の国のクーパー

伊坂幸太郎ばかり読んでいる気がしますが、、

冴えない公務員の「私」が釣りに出かけて船が転覆し、
気づくと縛られた上で、胸に乗っかった猫に話しかけられる、、

このストーリーの出だしだけで、これは自分的にわりと好きな伊坂ワールドが
楽しめそうだな、と思いました。

戦争でいきなり敵国に支配された土地で起こる混乱、
猫と鼠の対話、そして何より杉の木が蛹をへて動き出すという「クーパー」。
いろんな不思議がだんだんとつながっていくストーリーは
なんとも読んでいて気持ち良かったです。


「夜の国のクーパー」
伊坂 幸太郎
創元推理文庫
★★★★☆(4点)

2014-10-30

PSYCHO-PASS サイコパス (0) 名前のない怪物

アニメ「サイコパス」のスピンオフ小説。
“監視官”だった咬噛(こうがみ)が何をきっかけに“執行官”へ堕ちてゆくのか、
と聞かされるとこれはもう読まないわけにはいきません。

もともとアニメを見ていたので「監視官・執行官」という立場や「ドミネーター」、
「シビュラシステム」についてもわかっていたのですが、いきなり本を読むとツライかもですね。

(以下ややネタバレあり)
(さらに…)

2014-10-10

ジェノサイド

上巻を読むのにかなりの時間を費やしてしまったのですが、
下巻は東京出張の新幹線の往復にて一気に読み終えました。

自分の読書熱の問題ももちろんあるとは思うのですが、前半は全貌が見えづらいこともあり
あまり引き込まれる感がなかった気がします。

多少設定に無理を感じる場面もありましたが、それを言い出すと全体のストーリーすら
否定することになりかねないので、深く考えずに読み進めるのがよいですね。

余談ですが表紙の写真を撮ってみて、、ちょっと地味すぎやしませんかね。。

(以下少しネタばれあり)
(さらに…)

2014-06-14

私たちが星座を盗んだ理由

きれいなタイトルとは裏腹に、ちょっと毒を含んだストーリーの短編集。
こういうタイプの話は結構好きです。

どれも個性的なストーリーではありますが、ちょっとファンタジー要素もある
「終の童話」が一番好きでした。
あと「妖精の学校」はオチがわからなかったので調べてみました。なるほど、、


「私たちが星座を盗んだ理由」
北山 猛邦
朝日文庫
★★★★☆(4点)

2013-12-22

マリアビートル


グラスホッパーが好きだったので、このマリアビートルが文庫化されるのを楽しみにしていました。

今回も個性豊かな殺し屋たちばかりで、そのギャップ感がたまりません。
特に好きだったのは檸檬と蜜柑です。
檸檬のトーマス語録(?)をはじめとした2人のやり取りが絶妙で
それでいて互いを信頼しあった距離感もぐっとくるものがありました。

(以下ネタバレあり)
(さらに…)

2013-10-25

光待つ場所へ

かなり久しぶりに読む辻村深月の本。
「ツナグ」の映画化や直木賞受賞などどんどんビッグになっているのですが
どうも初期のころの作品が好きすぎて、ちょっと読むのがこわい気もしていました。

本作は辻村深月お得意のスピンオフ作品のようで、
初期作品の登場人物が出てきていることもあり、
痛々しい独特のの感情、切なさなど、ちょっと懐かしく感じる気持ちで読むことができました。
ただあまり過去の作品の人物を意識し過ぎて読むのが好きでないので
ひとつのストーリーとして読ませてもらいました。

(さらに…)

2013-09-03

ある事件に巻き込まれた小学生が拳銃をタイムカプセルに埋め、
大人になってからある殺人事件で再会して、、とストーリーが面白そうだったのと
以前にやっていたらしいドラマが豪華キャストだったので、気になって購入。

江戸川乱歩賞ということでミステリートリック的な要素も期待していましたが、
そういう部分よりは、誰が犯人なのか、過去の事件の犯人は?、
そして幼なじみたちがどうなっていくのか、というある意味シンプルな流れです。
とはいってもシンプルだからこその読みやすさもあり、
どうなるのかというのが気になって、わりと一気に読みました。

(以下、多少のネタばれあり)
(さらに…)

2013-08-15

永遠の0(ゼロ)

超話題作なので、これまでも何度か読もうかと手にとってはいたのですが、
ちょっと話が重いし分厚いよなあ、、と敬遠していたのですが、借りることができました。

確かに戦時中の思い出を語る描写はかなり細かく、
ちょっとさらさらっと読ませてもらったりもしたのですが、
ストーリーとしてとてもうまくできているな、と思いました。

(さらに…)

2013-07-30

こわれもの

浦賀和宏という作家さんはまだ読んだことがなかったと思うのですが、
表紙の雰囲気とあらすじがおもしろそうかも、ということで購入。

マンガ家の世界や同人誌というのは自分的にはなじみがないですが、
わかりやすく読みやすい感じでした。

最後の二転三転する展開も好みは分かれるところかもしれませんが、
個人的には結構読みごたえがありました。
ちょっと今後にも注目したい作家さんだなと思います。


「こわれもの」
浦賀 和宏
徳間文庫
★★★★☆(4点)

2013-07-20

県庁おもてなし課

映画化もされていて話題の一作。
しかもなにげに有川浩の本ってちゃんと読んだことがなかったんですよね。。
(以前にいろんな作家の短篇集ではあったのですが)

「おもてなし課」という課が役所にできたというのは本でも書かれているように
ネーミングで印象に残るものですが、高知県に実際にあるとのこと。
この本はフィクションとなっていますが、最初の部分は実際のことを踏まえて
書いている部分もあるらしいです。

(さらに…)