2008-09-10


1発千円で殴られる商売の男というストーリー設定は面白いし、
短編なので読みやすさもあったのですが、
そんなにいろんな人が殴られ屋に相談持ちかけるかな・・・という
根本的なところと、礼子の存在があまり共感できないことが
最後までひっかかっていたような気がします。

途中で気づいたのですが、気に入っている作品である
「コンビニ・ララバイ」と同じ作者でした。
確かに話の雰囲気はかなり似ていると思います。


「殴られ屋の女神」
池永 陽
徳間文庫
★★★☆☆(3点)

2008-08-11


普通のちょっとしたミステリーと思って読んでいたら、
どうやらホラー小説だったようでちょっとビックリ!

心理的描写で怖さをうまく描いているところや、
主人公の子供がだんだん怖い存在になっていくあたり、
かなりスティーブン・キングっぽさを感じました。

かなり突飛な感じのするトリックなども
最後にはすべてのパズルのピースがぴったりはまるようで
それについてはかなりすっきり気分になれます。
でも読んでいて気持ちのいい小説ではない・・・かな。

「向日葵の咲かない夏」
道尾 秀介
新潮文庫
★★★☆☆(3点)

2008-03-18


かなりひさびさの石田衣良。
これは脳腫瘍にかかった主人公が未来と現在を
行き来する話。
なんか2冊続けてタイムトラベルものになってしまった。。

読みやすいストーリーになっているけど、
格差社会、テロ問題などの問題をしっかり背景に
描いている。

先に読んだ「パンドラの火花」と比べると
圧倒的に救いのある終わり方だと思うし、
ある程度そういう展開は予想していたとはいえ、
うーん・・・ということでキビシく3点。

「ブルータワー」
石田 衣良
徳間文庫
★★★☆☆(3点)

2008-03-04


今やってるドラマ「あしたの、喜多善男」の原作。
別にドラマを見てるわけじゃないけど、
話がまあまあ面白そうかなと。

自分で一週間後に自殺を決めた男が、
いかにしてその一週間を過ごすかを考えて
自分で好き勝手なことをするはずが、
周りの人にどんどん巻き込まれていく設定は
そんなに悪くないと思うけど、
やっぱりちょっと現実味が薄いかなーというのと、
終わり方も期待してたほどではなかったかな。

なんか最近、自殺ネタの本をよく読んでる気がする。。


「自由死刑」
島田 雅彦
集英社文庫
★★★☆☆(3点)

2008-02-13


密室殺人としてのトリックはそれほど難解ではなくて、
それよりは友人たちの同窓会で殺人を実行することと、
その動機がなかなか深い話だなと思う。

ただ探偵役になっている優佳にどうも共感できなくて。。。
「冷静で冷たい」と評されている彼女だけに
どうも人間味がないというか、
最後の最後だけはある意味、俗っぽさを出してるのかもやけど、
あまり魅力的な人物のような気がしなかったなあ。

「扉は閉ざされたまま」
石持 浅海
祥伝社文庫
★★★☆☆(3点)

2008-02-05


本屋で「今まで紹介していなくてゴメンナサイ」的な
POPが出ていたのにつられて買ってしまった。
シリーズもので結構何冊も出ているみたい。

刑事ものにはよくある頑固な主人公やけど、
ネクタイや靴のオシャレにこだわりを持っていたり、
相棒の新米刑事をあしらいつつも、ちゃんと成長を認めるあたりは、
ちょっと珍しい感じかも。

新潟の田舎が舞台になっているのも新鮮やったけど、
まさかシリーズでずっと新潟ってわけもないんやろなあ。

どんどんシリーズを読みたい!ってほどではないけど、
読みたい本がなかったらチェックしたいところです。

「雪虫」
堂場 瞬一
中公文庫
★★★☆☆(3点)

2007-12-04


密室殺人という王道中の王道なミステリー。

“防犯探偵”なる設定も最初は面白いな~と思ったけど、
探偵にありがちな、自分だけわかって途中経過を人に教えなかったり、
最後の種明かしの場面などはやっぱりやり過ぎ感が・・・。

前半の推理部分と、後半の犯人の生い立ち部分が、
いきなりごそっと変わるのにちょっと違和感があったのと、
ロボットを使ったトリックに若干の疑問点が残ったのが
ちょいマイナスかな。
読みやすいのは読みやすかったです。

「硝子のハンマー」
貴志 祐介
角川文庫
★★★☆☆(3点)

2007-11-07


家族と仕事を失ってホームレスになった男が主人公だったり、
ミステリーとして誰が犯人なのかなかなかわからないあたりも
決して悪くはないと思うけど、次が気になる!って感じではなかった。

それなりに重みのある話であるけれど、
あんまり主人公・少年ともに共感できるってのでもなかったので、
ごくごく普通に読み終わってしまった感じです。。

「償い」
矢口 敦子
幻冬舎文庫
★★★☆☆(3点)

しばらくWeb雑誌を読むのでお休み・・・

2007-10-09


物語が登場人物の財布!という奇抜な設定で、
最初はうまいな~と思って読んでたけど、
最後の方はあえて財布が語る必要ないやん。。。って感じに
なってしまった気がする。

途中まではどうなるんやろーと思いながら読んだけど、
犯人はいかにも宮部みゆきやなと思わせるものだったので、
そのへんもちょっと物足らなかったかも。

「長い長い殺人」
宮部 みゆき
光文社文庫
★★★☆☆(3点)

2007-09-19

   
長井くんと同じくあんまり村上龍は読まなかったけど、
分厚さに惹かれて買ってしまった。

北朝鮮にしても日本政府にしてもイシハラのグループにしても
なんとも救いがないというか・・・
読んでてちょっと暗くなる感じ。

でも北朝鮮の軍人の心情が掘り下げて描かれていたのは
なかなか意外な感じで良かったと思う。

あんまり書くと長井くんが2ページでとまってしまうので(笑)
このへんで。

「半島を出よ」
村上 龍
幻冬舎文庫
★★★☆☆(3点)