2009-03-12

     
「チームバチスタの栄光」が映画・ドラマも大ヒットして、すっかり売れっ子の海堂さん。
その第2シリーズの本作も、やはり田口・白鳥や、他の登場人物のキャラの個性で
勝負している感じです。

テンポもよく読みやすいのですが、いわゆる犯人探しのミステリーではないのと、
ちょっと現実離れな設定があったりするので、
エンターテイメント小説という捉え方で楽しむものなのでしょう。


「ナイチンゲールの沈黙」(上)(下)
海堂 尊
宝島社文庫
★★★☆☆(3点)

2009-02-17



伊坂幸太郎、近藤史恵、有川浩、佐藤友哉、本多孝好、道尾秀介、米澤穂信
という7人の著者がそれぞれ書いているというおもしろい形式の本です。

なかには知らない作者の話もあったのですが、
ちょっとこの人のほかの話も読んでみたいかも!と思ったりして、
そういう意味でもおもしろかったです。

「プロトンの中の孤独」がイチ押しでした。


「Story Seller」
新潮社ストーリーセラー編集部
新潮文庫
★★★☆☆(3点)

2009-02-10

   

“女刑事 音道貴子シリーズ”を読むのはいったいいつ以来でしょうか。
刑事ドラマ的な要素、犯人探しという意味でのミステリー的要素が
しっかりと描かれていて、読ませる1冊です。

乃南アサの人間描写力はすごいなあと思うのですが、
なんとなく共感できる人がいなかったので3点です。


「風の墓碑銘」(上)(下)
乃南 アサ
新潮文庫
★★★☆☆(3点)

2009-01-31

   

炭素経済という未来の設定はすごくリアル感があっておもしろいと思ったのですが、
途中からどんどんぶっとんだ展開になってしまった気がします。。

舞台設定がすごくいいので、マジメな設定で別バージョンとして書いても
おもしろくなると思うのですが、ないですよねえ。


「シャングリ・ラ」(上)(下)
池上 永一
角川文庫
★★★☆☆(3点)

2009-01-20



荻原浩にはめずらしい短編集です。

いかにも荻原浩ワールドというものから、
少し意外な雰囲気のものまで、
いろいろ楽しめるといえばそうなのですが、
個人的には荻原浩ワールド全開が好きなようです。。

タイトルになっている「押入れのちよ」の話が一番好きでした。


「押入れのちよ」
荻原 浩
新潮文庫
★★★☆☆(3点)

2008-11-11


主人公の樋口刑事が常に周囲の目を気にし、押しが弱く、
重要な仕事にも「荷が重い」と感じてしまう性格。
にも関わらず冷静な判断で周りには評価されてしまう。
警察小説としてはかなり珍しい主人公像だったのが
まずは驚きでした。

その主人公像の設定で何かと堅くなりがちな警察小説が読みやすくなり、
人間臭さがいろんな面で出ているようにも感じました。

ですが、その刑事が重要参考人である美少女に
あっさりと惹かれてしまうというのは
なんとなくしっくりこない気が。。


「リオ」
今野 敏
新潮文庫
★★★☆☆(3点)

2008-10-22


ちょっとひさびさの荻原浩。

お母さんが暗殺者の孫で自身も仕事をしたことがあるという
ちょっとありえないような設定ながらも、
荻原浩独特のユーモアセンスでいい軽さが出ています。

家族の絆がテーマになっていると思いますが、
中でも秀太の存在がかわいくもいい味を出していて
印象的でした。


「ママの狙撃銃」
荻原 浩
双葉文庫
★★★☆☆(3点)

2008-10-16


タイトルは「無痛」ですが、手術などの描写はちょっと
読んでいる方が痛い感じです。

病気が読める医者の葛藤や、心神喪失者は罰しない法律など
うまくストーリーに重みを作っているように思います。


「無痛」
久坂部 羊
幻冬舎文庫
★★★☆☆(3点)

2008-10-01


ディズニーランドを舞台にした小説となると、
裏側暴露本的な興味ももちろんあるのですが、
この本はフィクションという断りがしっかりあるようです。

そうはいってもリアリティを感じさせるような描写も多々あり、
どのあたりまでが本当なのかかなり気になりました。

ストーリーとしては性格的に少々イタい感じの主人公が
その熱さ(身勝手さ??)で周りの人を巻き込みながら
権力主義に立ち向かう!といったお気楽痛快モノなので
とても読みやすかったです。


「ミッキーマウスの憂鬱」
松岡 圭祐
新潮文庫
★★★☆☆(3点)

2008-09-17


会社の子からマンガを借りて何巻か読んでいたので、
文庫本を先に読み進めてしまうべきか迷ったのですが、
小説とマンガは結構違うらしいと聞いたので、
読むことにしました。

マンガ→小説という順番に読んだ作品は今までなかったので、
なんか不思議な感じでしたし、思っていた以上に
マンガが小説に忠実であったことを知って驚きました。

小説としては、「えっ!これで終わっていいの!?」という感じで
違和感たっぷりな気分だったのですが、来月には続編が出るらしいので、
それをまた期待したいと思います。


「魔王」
伊坂 幸太郎
講談社文庫
★★★☆☆(3点)