2011-05-06

ミス・ジャッジ

堂場瞬一も本屋でわりとよく取り上げられている作家さんですが、
だいぶ前に刑事もののシリーズを読んだきりだったのですが、スポーツものも結構書いているようで、
ちょっと興味がわいたので買ってみました。

高校時代の先輩後輩が、大リーガーの投手と審判として再会し、
判定をめぐって新たな因縁が生まれ、、とストーリーとしては期待させられますし、
主人公の橘が所属するレッドソックスの試合の臨場感もあり、
帯にあった「堂場瞬一はスポーツ小説もスゴい!」というのもちょっとうなずけます。

ただ個人的には終わり方にミステリー的な要素というか、何かがあるのかな?と期待していたので、
そういう点ではやや物足りなかった感がありました。


「ミス・ジャッジ」
堂場 瞬一
実業之日本社
★★★☆☆(3点)

2011-04-12

PINK

ストーリーに阪神大震災のことを入れている本は好きではないのですが、
他にあまりピンとくる本もなかったので、これを買いました。

震災で婚約者を亡くした女性が、亡くなった婚約者とそっくりの
男性と出会って結婚したものの、ある日、夫の習慣が変わったことに気付き、、

夫は習慣が変わるどころか別人ではないか?といったことにはじまり、
元会社の同僚の死、チャットルームの義妹の婚約者のミュージシャンの登場
などなど、いろんな要素が出てくるのですが、それらの謎解きについては、
ちょーっと期待外れというか、まあこうなるしかないかな、、という感じでした。
ただ2人にとって救いのある終わりだったのは良かったです。

「PINK」
柴田 よしき
文春文庫
★★★☆☆(3点)

2011-03-04

連続殺人鬼カエル男

前に読んだ「さよならドビュッシー」と同じ中山七里。
しかもなんと「このミステリーがすごい」の最終選考にこの2冊両方が残ったというのが
何ともスゴいところです。

とりあえず前の「さよならドビュッシー」もそうですが、表紙がいいですね!
連続殺人鬼でありながらこのかわいらしいカエルの絵。

ストーリーは「さよならドビュッシー」とはまた全然違う雰囲気で、
同じ作家が書いているとは知っていなければわからないかもという感じです。

ただちょっと描写が過剰な感じがする気もしました。
くどいというかなんというか。。

最後のどんでん返しも自分的にはあまりぐっとこなかったです。
とはいえ、どんどん読みたくなるストーリー展開はさすがだなと思ったので、
今後の作品も楽しみです!


「連続殺人鬼カエル男」
中山 七里
宝島社文庫
★★★☆☆(3点)

2011-01-13

ダイイング・アイ

東野圭吾の本が光文社から2冊同時刊行とかで本屋に並んでいたので、
まずこの「ダイイング・アイ」を買ってみました。
それにしても東野圭吾はすごいペースで書いてますよねえ。。

今回はちょっと悪い人間を描くというのと、ちょっとホラーっぽい要素があるということで、
少し昔の東野圭吾作品を思わせる感じかな?と思いつつ読みました。

相変わらず二転三転するような展開があり、そうきたかーという感じでしたが、
そこまでぞーっとするわけでもなかったかもです。

「ダイイング・アイ」
東野 圭吾
光文社文庫
★★★☆☆(3点)

2011-01-07

目線

九州からの帰りの新幹線で読む本がなかったので、何か面白そうなのはないかな?
と探して、この本を買いました。

古い洋館で起きる殺人事件ということで、ミステリーの王道的な舞台設定に、
この中の誰かが犯人、というストーリーもちょっと逆に新鮮味があって、
最後がどうなっていくのか、と期待しながら読んでいきました。

いろんな疑問点も解明してそういう意味ではすっきりなのですが、
「目線」という部分のトリック的なところは正直あまりピンとこなかった気もします。
ドラマでもやったようなのですが、この目線についてどうやって映像にしたんでしょう??


「目線」
天野 節子
幻冬舎文庫
★★★☆☆(3点)

2010-11-19

最愛

昔の真保裕一の小説のほうが好きだったなーと毎回言いつつも、
新作が出るとついつい買ってしまいます。

今作はあらすじを読んでもかなりミステリー要素が高そうで、
結構面白いのではないかと期待していたのですが、、
銃で撃たれて意識不明となった姉・千賀子の痕跡をたどっていくのが
メインのストーリーになってくるのですが、
千賀子の言動にあまり共感・感情移入することができず、
その点でちょっと入り込めなかったかなーと思います。

しかしラストの弟・悟郎の告白で、なるほど〜そういうことか!!というのは
ちょっと予想もつかず、やられた!という感じです。
ちょっと重たい雰囲気であることは否めないですが、
非常に深いストーリーだなと思います。


「最愛」
真保 裕一
文春文庫
★★★☆☆(3点)

2010-10-12

悪人

映画が話題になったことでちょっと読みたいかもと思って購入。
期待度が高かったこともあって、もうちょっと深いストーリーであって欲しかった気がします。
といっても、読者自身がどう感じるか、を投げかけている作品だとは思うので、
そのあたりはおそらく人によってだいぶ印象が違うのではないでしょうか。

祐一、光代が中心のストーリーなんだとは思うのですが、
個人的には房江と佳男という「悪人」でない人が印象に残りました。

「悪人(上)(下)」
吉田 修一
朝日文庫
★★★☆☆(3点)

2010-10-01

もう、怒らない

今すごい流行っていますよね。“怒らない”本。
この本以外にも何種類か出ています。

この本は若いお坊さんが書いているので、
仏教の言葉にあてはめたり、またときにはわかりやすい言葉で書いてあり、
読みやすく、また感心する部分もたくさんあるのですが、、
現実的な問題にこれで対処できるのかな~というひねくれた感想も持ちました。

あまり具体的な解決策が示されてないというのと、
一般の人はお坊さんではないので、どうしてもイヤでもやらなければいけないって
多いと思うんですよね。
そのあたりにはほとんど踏み込まれていなかった印象です。

でも自己コントロール力を高めるということは
ちょっとでも努力したいと思います。


そしてこの人の運営しているサイトやカフェがあまりにかわいいことに驚愕!!
http://iede.cc


「もう、怒らない」
小池 龍之介
講談社文庫
★★★☆☆(3点)

2010-09-28

東野圭吾ミステリー

会社の子から借りました。
東野圭吾のコミック本があるんですね~。

ちょっと背筋がゾクっと系の短編ミステリーが7作。
悪女がらみの話がかなり多かった気がします。

印象に残ったのは「天使の耳」でしょうか。
ちょっと腑に落ちない部分もありつつだったのですが、
ああいうひっくり返し方はなかなかゾクゾクしますね。

「東野圭吾ミステリー」
★★★☆☆(3点)

2010-09-15

僕を殺した女

意図したわけではなかったのですが、またタイムスリップものです。
おもしろそう!と思うのはもともと男だったのが、気づくと女性になっているということ。

主人公の立場になれば混乱するのは当然のことなのですが、
ちょこちょこと行動に不自然さを感じる部分があったのと
全体的にあまりにバタバタしすぎに思える点があったように思います。

結論はうーん、賛否両論ありそうな感じです。
自分としてはやや不満といったところでしょうか。


「僕を殺した女」
北川 歩実
新潮文庫
★★★☆☆(3点)