ある有名作家が匿名で書いたと言われる幻の小説をめぐるストーリー。
四部作であるこの幻の小説と同様、この本自体も四部作で構成されていて、
なかなか新鮮味のある構成ではないかと思う。
だが・・・肝心の最終章がどうも意味がわからんというか、
作家の自己満足?のような感じがしてちょっともったいない。
「三月は深き紅の淵を」
恩田 陸
講談社文庫
★★☆☆☆(2点)
2005-08-18
2005-08-08
うーむ、ひさびさにイマイチ本かな。。
別に読んでて退屈とまではいかんかったけど、
あんまり引き込まれるっていうこともなく淡々と読んだ。
まず主人公のすべてに投げやりな感じがするのがマイナス。
本を読んでるとときどきこんなシニカルキャラが出てくるけど、
今回の場合は主人公の周りにもそれをフォローするような人物が
少ないから余計に目立った。
あとは主人公の妻の自殺の原因もイマイチ納得いかず、
そして妻に似たヒロインもあっけなく死んでしまうのは
いかがなものか・・・。
※思い出して追加
この本を読んで1つだけ感心したこと。
日本では「ゴッホ」と呼ぶけど、
これは誤りで「ヴァン・ゴッホ」が正しいらしい。
「ヴィンセント」が名で「ヴァン・ゴッホ」が姓。
「ダ・ヴィンチ」はちゃんと「ダ」をつけるのになぜ「ゴッホ」は
「ヴァン」を省略するのかと登場人物がお怒りでした。
「ひまわりの祝祭」
藤原 伊織
講談社文庫
★★☆☆☆(2点)