2015-05-29

[読書] 世界から猫が消えたなら

世界から猫が消えたなら

2年前にかなり話題になっていた本なので、やや今さら感もありますが、、

突如として余命わずかと告げられた主人公の前に悪魔がやってきて、
というような話って結構いっぱいあると思うんですよね。
ただそこで世界から何かを消す代わりに1日長く生きることができる、
という発想はおもしろいな、と思います。

以下、ちょっとだけネタバレです。


電話や時計を消すことになるので、消したことによる変化や、
それが無くなったことの意味みたいな話がくるのかと思っていたら、
そこはほとんど重要ではなくて、そこから主人公の過去の思い出、
あのときにこうしていれば、といったところにスポットがあたり、
そこがストーリーの奥行きを作っているのがとても良かったです。

文体や悪魔のキャラは軽い感じにしつつ、
ストーリーや感情は深さがある、、うん、いい話です。

でもやっぱりよくあるかなーという雰囲気と
きれいにまとまりすぎているところが気になってしまう、
ひねくれた自分なのでした。

あー猫飼いたい。


「世界から猫が消えたなら」
川村 元気
小学館文庫
★★★☆☆(3点)

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