2013-11-14

[読書] 塩の街

塩の街


今さらながらですが、人気作家・有川浩のデビュー作。
突如として地球を襲った塩の塊によって、街はおろか、人も徐々に塩化して亡くなっていくという
ある意味パニック小説的な世界がどういう展開を見せるのか、期待しながら読み進めました。

平和という前提がなくなった塩害がはびこる世界で、
無愛想ながらも根はやさしい秋庭と、一緒に暮らしている女子高生の真奈の2人を中心に
いろんな人物が絡んできて、、というベースではあるのですが、
途中からはもう完全な恋愛小説になってしまうんですよね。


もちろん、こういった特異な世界の中での話ではあるんですが、
だからこそ普遍的な愛のテーマがよりいいのかもしれません。
ただ自分的にはそういう展開を期待していたわけではなかったので、
ちょっと読んでいておもはゆいというか、なんか違う感じだったかもです。

一番最初の重たい荷物を必死に運びながら海を目指す遼一の話が
はかなくもきれいで印象に残りました。
これももろに恋愛のストーリーですけど。。


「塩の街」
有川 浩
角川文庫
★★★☆☆(3点)

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