2013-07-04

[読書] バイバイ、ブラックバード

バイバイ、ブラックバード

かなりひさびさに伊坂幸太郎の本です。
いつも通りの軽妙なやり取りと、個性的な登場人物で読みやすいですね。

借金(?)などでどうにもならなくなった主人公がある組織にとらわれて
「あるバス」に乗ってコワい場所に連行されることに、、
その前に、つきあっている彼女にお別れのあいさつを、というものの
なんと5股!していて5人それぞれに会いに行くという微妙にあり得ない設定(笑)


5股というと女遊び的なイメージですが、主人公の星野はまったくそういうタイプではなく、
目の前の女性に優しくしていたら自然と付き合ってしまった、というタイプ。
(たぶんこっちの方がタチが悪いんでしょうけど、、)

そしてそんな星野と対称的なのが、監視役として行動を共にする繭美。
身長190cmで体重200kg、しかもブロンズのハーフと見栄えだけでもインパクト十分なのに
性格も超毒舌で行動もハチャメチャです。

そんな2人のやり取りが強烈なので、付き合っていた女性の印象がやや薄いのですが、
短編形式なので、ほどよくまとめてあるなと感じました。

表向きに無茶な言動をするのは繭美なので、ある意味繭美ありきのストーリー展開なのですが、
そんな繭美すらもだんだん星野の影響を受けていく、、
やはり本当にスゴイ(コワイ?)のは星野なのかもしれません!


「バイバイ、ブラックバード」
伊坂 幸太郎
双葉文庫
★★★★☆(4点)

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