2012-02-18

[読書] 翳りゆく夏

翳りゆく夏

作家さんは全然知らなかったのですが、あらすじを見て面白そうだなと思い、
読むことにしました。

20年前の誘拐事件の犯人の娘が、新聞社に採用が決まったことが
週刊誌にスクープされてしまったことから、過去の誘拐事件を窓際社員が再調査し、
新たな真実が浮かび上がってくる、、、


過去の事件を掘り返してみたら新たな真相が出てくるというのは
わりとよくある話かもしれませんが、再調査をする窓際記者をはじめ、
その新聞社の人事、社長、そして渦中の誘拐事件の犯人の娘など
登場人物がなかなか好感が持てる人物になっていて、
そういう意味で読みやすいなと感じました。

ストーリー展開はぐいぐいと引き込むとまではいかないかもですが、
少しずつでも動きがあり、飽きることはありませんし、
やはりどうなっていくのかというのはかなり気になりながら読めます。

そしてやはり最後の真相!
若干突然すぎる感じもしましたが、意外性もあり、
それでいて後味を悪くしなかったところが良かったです。

人間ドラマという意味でもミステリという意味でも
なかなかうまくまとまったいい作品だと思います。


「翳りゆく夏」
赤井 三尋
講談社文庫
★★★★☆(4点)

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