2010-07-05

[読書] 砂漠

砂漠

「その気になれば、砂漠に雪を降らすことだって余裕でできるんですよ」というセリフ、
登場人物のキャラ、会話、店舗、距離感など、あぁ、これぞ伊坂幸太郎だなーと思える1冊です。
題材はまったく違いますが、「陽気なギャング~」の雰囲気を感じました。

鳥瞰的な性格の北村が語るという形をとっているので、
西嶋のような個性的なキャラとの会話や、普通に考えたら結構すごい事件があったりもするのに
なんだか淡々としておだやかなストーリーに感じられます。

自分が一番近いキャラは北村だと思うのですが、やはり西嶋のセリフが良かったです。
プレジデントマンの賞賛とかまったく納得できなかったですが(笑)、
「砂漠に雪・・・」のようなちょっとキザなセリフを言ったかと思えば、
「同じクラスに東南西北を名字に持つ人間がね、 集まっていたんですよ。
 これにね、何か意味がなければおかしい」と麻雀大会を開催。
かと思えば「残念ながら、俺を動かしているのは、俺の主観ですよ」のような開き直りもあり、
「このマネキンの服を全部買ったら恥ずかしいですかね?」と堂々と聞けてしまったりもします。

自分が西嶋のようになるのは無理だし、なりたいとも思わないですが、
友人として付き合えたら楽しいだろうなーと考えてしまいました。

あと本を読んで思ったのは、、、麻雀やりたい~!


「砂漠」
伊坂 幸太郎
新潮文庫
★★★★☆(4点)

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