2010-01-22

[読書] 太陽の座る場所


単行本を借りることができたので、連続で辻村深月になりました。
ちょっとこれまでの辻村深月っぽくない感じと思いながら読んだのですが、
良くも悪くも人物描写の深さはやっぱりらしさのように思いました。
ただし、今回はかなりねちねちしたというか、あまり良くない感情にスポットが
強く当たっていたような気がします。

「同窓会」というのを“過去のしがらみ”の象徴として描き、
それぞれが自分の進む道をしっかり見据えて進んでいこう!というメッセージ性が
あらわれていたのではないかと思いました。
人によってはあいまいに消えてしまった感もありましたが。。

聡子が最後にキョウコと仲良くしている描写がさらっと出てきたところに、
かなわない夢を恥ずかしく思って隠すのではなく、
自分がきちんと頑張っているならば必ず認めてくれる人がいて、
さらに一歩先に進んでいけるんだろうなと感じました。


「太陽の座る場所」
辻村 深月
文藝春秋
★★★★☆(4点)

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