2007-06-22


解説を読むまで全然気付かんかってんけど、
キムタク主演で一時期バタフライナイフを持つ少年が増えたきっかけになった話らしい。

記憶喪失の男がだんだん記憶を取り戻していくと・・・
といえば思い出すのは「奇跡の人」。
ちょっと似てなくもないけど、こっちのほうが
登場人物がコミカルで終わり方もすっきりするかな。
(あ、ネタバレか?)

「ギフト」っていうタイトルは正直あんまりピンとこないけど
“届け屋”なる設定は面白いし、
ドラマでは何かを届ける話で一話完結っぽくなってたらしい。
本ではその手の話がだいぶカットされてるみたいなんで、
ちょっとドラマも見てみたいかも。
(バタフライナイフ問題で再放送はないみたいやけど・・・)

「Gift(ギフト)」
飯田譲治|梓 河人
講談社文庫
★★★★☆(4点)

2007-06-18


以前になんばパークスでゆうくんが寝てしまったとき、
本屋のソファに座っていたら、この映画の予告がずっと流れてて
面白そうやなあと気になっていたんで本を購入。(映画は断念・・・)

主役の三つ葉もいい雰囲気出してるけど、
それ以上に、十河、村林、湯河原の(あ、おばあさんも)存在感がいい!
(良はもうひとつ・・・)

ちょーっと話が村林に偏りすぎな気もするけど、
それぞれが不器用ながらに努力してて、
でもすんなり上手くはいかなくて、でもまだあきらめないで
っていうのがなんとも自然に描かれてて、
なんとも心にゆっくり染み入る感じがする。

読んだあとは「ゆず」が聞きたくなった(笑)

「しゃべれどもしゃべれども」
佐藤 多佳子
新潮文庫
★★★★★(5点満点!)

2007-06-12


昔に読んだ「月の扉」の状況設定の甘さがどうも気に入らなくて
一瞬買うのをためらってんけど、話としては面白そうだったんで購入。
結果からいうと買って大正解。
今回は特に細かいところを気にすることなく一気に読めた。

水族館の直接の関係者ではない深澤が事件を解決したり、
犯行の“正当化(?)”みたいなのは「月の扉」に似てるけど、
今作のほうがかなり納得できた。

水族館という限られた空間、少ない人物の中で、
誰が犯人なのか、動機は何なのか、
過去と未来を絡めてうまく考えてるなーと感心。

「水の迷宮」
石持 浅海
光文社文庫
★★★★★(5点満点)

2007-06-08


ちょっと久々の荻原浩。
動物探しの依頼ばかりというハードボイルド気取りの探偵と
助手の口やかましいおばあさんという、いかにも荻原浩らしい設定。

そして予定通りにドタバタ劇が繰り広げられて、
最後にちょっとホロリなのもお約束。

パターンが似てるとは思うけど、ついついはまってしまうのは
独特の文章のタッチなんかなあ。

主人公が最後の最後まで自分のペースを崩してないところが
かえって味が出てる気がした。

「ハードボイルド・エッグ」
荻原 浩
双葉文庫
★★★★☆(4点)