2005-12-22

[読書] 神はサイコロを振らない

消息をたった旅客機が10年後に何もなかったかのように
帰還する・・・
最近この手のストーリーはよくあるかもと思うけど、
旅客機の乗客だけあって、登場人物が多いのが、
この本の特徴であり、まとめるのが難しいところだと思う。

作中の誰かのセリフにもあったけど、
この飛行機の乗客はやたらと天才が多い。
まあそういう特徴のある人物でないとストーリーが
面白くないもんね。

全体的に感じたのは、やけにみんないい人やなあということ。
「沈まぬ太陽」で遺族対応の辛さを読んでいただけに、
こんな航空会社と遺族たちが協力しあっているのは、
ちょっと現実的ではないやろうなと思う。

素直な気持ちで読めれば結構感動できるし、
斜に構えて読んでしまうと全然面白くないかも。
でも幸いかなりのめり込んで感動したかも。

ひとつ最後まで気になったのは遺族会代表の主人公。
自分も息子が飛行機に乗っていたのに、
その息子は教授とひたすら研究に没頭し、
父親は他の遺族の世話ばかりしている。
これはちょっと納得いかんなあということで★1つ減点。

年明けからはドラマがはじまるらしいけど、
このキャスティングがやる気あんの?って感じ。。
ドラマでここまで登場人物がある話は難しいかもねー。
ちょっと見てみたいけど。

「神はサイコロを振らない」
大石 英司
中央公論新社
★★★★☆(4点)

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